2019年4月17日はインドネシア大統領選挙投票日。
街中は異様な盛り上がりを見せていた。
とにかく、まとまりがなく、盛り上がる。
稚拙な表現になるが、
「ガーーーッ！」
っていう感じで盛り上がる。
選挙ポスターですら
アナーキー。
こうしたイベント時のインドネシア人は、とにかく勢いがあり、強い。
各所モールでも
大きいスペースを使って、
歌って踊る。
（写真はスラバヤ）
ジャカルタでは
選挙前最後の休日、
都内最大のイベント会場を貸し切って、
みんな歌って踊って、
きちんと大統領候補とセルフィーして、
候補者がスーパースターのように登場し
応援する。
これはこれですごい。
映える写真をしっかりと撮ることも重要。
そして、選挙当日。
朝7時から13時（たぶん）までの間に人々は自分の住民票の場所に基づいて、
近くの選挙会場に行く。
人々は、選挙会場で投票した証に、
すかさずSNSを投稿。
みんなのアピールポイントとしては、
選挙後、二重選挙（一人が2回投票すること）を防ぐために
自分の指に紫色のインクをつけることが義務付けられている（らしい）ので、
その写真を投稿することだ。
３日間くらいこのインクは落ちないらしい。
インスタグラムさんも、
その日限定で、特別絵文字を用意。
facebookさんなんて
投票に関して投稿しろと言ってくる。
（外国人には選挙権はない）
そして、次々に各地で開票速報が行われ、
最終的な結果は4月22日に行われるらしい。
選挙当日の夕方18:30ごろ、
スラバヤの家の近くのレジデンス街を散歩していたら、
たまたま選挙会場を発見。
迷わず突入。
外国人が突撃訪問してきたのが珍しかったのか、
今回の選挙に関する説明を手厚く受けた。
選挙のプロセスとしては
どうやらこの仕切りの中に入って
候補者が書かれた紙を渡され、
支持したい候補者の方をこのキリで
ぶっ刺す。
（識字率の低い村の人とかもいるからこういう方法なのかと推測）
その後、
この投票箱の中に先ほどキリを刺した紙を入れるとのこと。
これで投票は終了。
ちなみに、この投票箱には鍵がかかっており
鍵には選挙管理委員会（？）から与えられたシールが貼られているらしい。
このシールは、選挙管理委員会的な人が開票のときに剥がす。
投票を終えた市民は、二重投票を防ぐために、
先ほどの紫インクを指につけて、選挙終了。
どうでもいいけど、このインク、ハラル認証取ってる模様。
（前編高速インドネシア語ではなされまくったので100％正確かどうかは不明）
最後に、
乏しい知識＋感覚で自分なりの理解を乱れ書き。
注）事実を間違って捉えていたり拡大解釈が多いと思う。。。
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●Jokowi & Amin （候補１：現大統領）
「公共事業で経済成長するやでー」
・SHINKANSEN作るぜー、やっぱ新幹線って言ったら日本でしょー円借款やろーやー
→国にカネなくて全然開発進められないよーやっぱ無理ー
→中国と提携したら負担ゼロで開発できるぜーいえーい
→そんなうまい話なんてないわーミスったー
→カネないー、けど日本裏切ったからなー中国から大量の借金せなー、予算見直さなきゃー（イマココ）
・地下鉄作りましたー、アジア大会までに間に合わなかったー、８ヶ月遅れたどんまーい
→駅を各所に作ったよー、そっからの移動手段ないぜー、洪水あるし雨降るし傘して歩くとか無理だよー
→駅周辺タクシーやバイクで大渋滞、やばいー
「デジタルの分野で経済成長するやでー」
・e-sportsとか最近流行ってるからそっち系の産業盛り上げるんですよ
→Mobile Legend とかPUBGとかまじ流行ってるで！（課金は少ないけど、そしてそのお金は基本的にインドネシア国外にいっちゃうけど）
「汚職撲滅は無理ゲー」
・汚職なくならん、まじ無理ーどうにもできへんー（白目）
→代わりに、通貨死んだし経済成長率6%いかなかったけど、この4年でそれなりに株価上昇したよー（サイダー強めのはず）
●Prabowo & Sandi （候補２）
「公務員の給料あげたら経済成長するよ」
・汚職を減らせば、公務員しゃかりき働いていい国になるよー、経済成長もするよー（シンガポールみたいになるよー）
→新幹線とかまじ作ってる場合じゃなくねー？
「イスラム教さいこーう」
・マジョリティーはイスラム教ー
→Jokowi 蹴落そう、あの人はイスラム教じゃないよーというネット上でのデマ作戦
→フェイクニュースに騙されまくる国民発生、Jokowiってイスラム教じゃないんやーだめなやつーと洗脳させて票を獲得しましょう
・外国人はインドネシアから出て行けー
→この国は外資に支配されちゃう、雇用を奪うなー
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